『ゾウの時間 ネズミの時間』、仏文科の授業のこと
僕は学部時代はフランス文学科、いわゆる仏文科で学んでました。
1年生の時、フランス語のある授業で、担当の先生が本をよく紹介してくれました。その中でも印象に残っていて、でも、まだ読んでいなかった本。
あれから20年近く経った今、ようやく読んでみました。
ちょっと前に大学図書館に注文し、今日、借りてきたのです。
読書に取れる時間も限られているので、拾い読みですが。
動物は、サイズによって体感する時間が違い、大まかに言うと
「時間は体重の1/4乗に比例する」そうです。
つまり、体重が16倍なら、時間の流れ方は2倍になるそうです。
ただ、ここで「時間の流れ方」という主観的な表現を使っていますが、
著者の方が説明するところによると、体重が16倍になると、
時間の長さに関わる現象が2倍になる傾向が強いそうです。
例えば、鼓動の速さが2倍遅くなったり、寿命が2倍になったり、
血が体内を巡る速さが2倍遅くなったり、、、などです。
内容も興味深いですが、仏文科で学んでいた頃を懐かしく思い出しました。
この本をすすめてくださった先生、、、失礼ながら名前を覚えてないのですが、
まだどこかで教鞭を取ってらっしゃるのでしょうか。
先生が『ゾウの時間 ネズミの時間』とホワイトボードの右上に書いた光景、
漠然とですが、なぜか今でも覚えています。