Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

寒さの中で

就活関連の検索をしていたら、たまたまオックスフォードの幾つかのカレッジが募集している fellowship を発見した。募集事項をよく読み、応募可能であれば応募したい。

恐らく倍率はどれも100倍以上だろうな。しかも、応募者のほんんどが世界の一流大学で博士号を取得したエリートたちだ。ふっ、相手にとって不足は無いぜ。

と強がってみたものの、やはり焦る気持ちは隠せなかった。

買い出しのために夕方に外に出る。5時を過ぎるともう真っ暗だ。冷気が顔にあたる。その寒さの中で、今まで僕が過去に何とかやり遂げて来た試練を思い出した。

僕は決してエリートとは言えない。でも、頑張ることを続けていれば、きっと何かが待っている。実際、オックスフォードの博士課程で研究を進めることだって、一度は諦めたのだ。でも、沢山の方々のお陰で、今の自分がいる。

焦っても仕方ないことは重々承知しているのに、また焦ってしまった。僕はまだまだ未熟だなあ。日々澄んだ気持ちで、自分にできることを積み重ねて行きたい。

i-pod からは「愛は勝つ」が流れて来た。「心配ないからね」という歌い出しに、とても励まされた。

澄んだ気持ちで。

たまに忘れそうになるけれど、とても大切なことだ。