Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

さて、オックスフォードのことを

一昨日(2月4日)はオックスフォードに行ってきた。ロンドンに引っ越してきたのが確か1月14日だから、まだ3週間程しかたっていない。にも関わらず、とても懐かしい気持ちを覚えた。今までは日本に帰国した時などは一ヶ月以上オックスフォードを留守にすることもあったのに、その時にはこのような懐かしさは感じなかった。ああ、もう僕はこの街には住んでいないんだなあ、、、とちょっと切なさも感じたのでした。

まずはお昼前に学科のコモンルームへ行く。変わってないな〜〜ってそりゃそうですよね、たった数週間ぶりなのだから。

コモンルームでは修正した博論の印刷を行い、印刷屋に持って行く。印刷を頼んでいる間に講義の準備をして、1時から講義をさせてもらった。スーパーバイザーに頼んで、カナダの模擬授業の準備の一環として授業をさせてもらったのだ。内容はなかなか良かったのだが、50分の時間では全部カバーできなかった。第四節を大分減らしたのだけれど、まだ詰め込み過ぎだったようだ。すごく反省。第四節をもう少しカットし、第二節は大胆に半分くらいカットすることにした。

さて、講義が終了し、僕の講義に来てくれた Satoshi 君とリサーチセンターで少しディスカッションをする。その後は印刷屋に行ってソフトバインドされた博論を受け取る。examiner の先生にお渡しする。お礼に、F&Mの紅茶とお茶受けに日本のメルティーキス・抹茶味を添える。

先生に博論を手渡した後は、immigration office に向かう。僕のビザの更新でとてもお世話になった方がいるので、この方にもF&Mの紅茶を差し上げたかったのだ。残念ながらその方は不在だったので、受付の方に紅茶を託した。

そしてその足でカレッジに向かう。久しぶりメイルボックスをチェックし、郵便物を回収する。数週間ぶりのカレッジなのだが、やはり懐かしさを感じてしまう。St. Catherine's College!!!

これで一通り用を済ませることができた。もう夕方なのでオックスフォードで夕食をとることにした。どこに行こうかと思っていたら、ふと The Bear というパブを思い出した。オックスフォードで最も有名なパブの一つなのにまだ一度も行っていなかった!なぜ有名かというと、オックスフォードで最古のパブ(と言われている)からなんです。ということで、The Bear へ!

この日はあまり寝ていなかったので、帰りのバスでは爆睡するつもりでした。ということは、、、ビールを飲んでも大丈夫 (^ ^)/

オックスフォードのエールをハーフ・パイント頂きました。できれば1パイント飲みたかったのだけれど、ロンドンに戻ってからも仕事があるので、ハーフにしておいたのです。

このパブの店内は変わっています。壁や天井に何かのコレクションがずらりと飾ってあります。

うん、、、近くで観ても分からない(笑)

店員さんに聞いてみると、これはネクタイの下の部分だそうです。学生がカレッジのネクタイの下の方を切り、このパブに寄付するのだそうです。これは1950年頃から始まったそうです。ちなみに、ネクタイを寄付するとビールが無料になるそうです!まあ、ビールを最初から買った方が安いけど(笑)

さて、ビールの話はおいておいて、、、僕が頼んで夕食はこちら!

The Bear ではバーガーのメニューはクマに関する名前がついています。僕はお腹が減っていたので、"Grizzly"(グリズリー)をチョイス。日本では「ハイイログマ」とも呼ばれてますね。

写真では分かりずらいかもしれませんが、かなりのボリュームなんです。何せ、ハイイログマはあの武井壮さんが倒すのに6週間程かかったそうですからね。

The Bear を出た後はバスでオックスフォードを後にしました。バスに乗っている間はひたすら眠り続けていました。酔いも回復 :)

ところで、昨日(2月5日)に博士論文(修正版)を渡した先生より早速連絡があり、修正点は問題が無いとのことでした。レポートを大学に送ってくれたそうなので、近いうちに正式な連絡が大学より届くはずだと思われます。

さて、今晩も頑張りましょう!