Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

アシュモレアン博物館にて

昨晩は「アシュモレアン博物館(Ashmolean Museum)」に行ってきた。オックスフォードが誇る、世界最初の大学博物館だ。

アシュモレアン博物館 - Wikipedia

LiveFriday というイベントだった。Academic Yearがスタートして、金曜日の夜をライブ・ミュージックやダンス、そして様々なワークショップなどに参加しようという趣旨だ。

普段とは異なり、ライトでディスプレイされている。

僕は一人で行ったのだが、エレベーターの前で、ベビーカーを押す見覚えのある女性が目にとまる。あ、、、Y-chan だ!!!!

Y-chan は僕と同じ学科で、僕と同じ年にオックスフォードに入った。彼女は2年間のコースに在籍し、その間はよく一緒に遊んでいた。彼女のカレッジのディナーに招待してもらったり、ホールで僕がピアノを弾きながら彼女が踊ったり、バレンタインコンサートに出場したり、、、と色々な思い出がある。

とても仲良かったのだけれど、ここ2年間ほど連絡を取っていなかった。連絡しようと思いつつ、二年間が経ってしまったのだ。それが、今こうして彼女と再会することができた。出産してオックスフォードで子どもを育てていることは知っていたが、そのお嬢さん(アンジェリーナ)に初めて会えた。

Y-chan はアンジェリーナと二人で来ていたので、三人で一緒に博物館を回ることにした。子どもって、こんなに可愛かったのか。ベビーカーを押しながら歩いたり、哺乳瓶を渡したり、だっこしたりしていたら、「父親の気持ち」がほんの少しだけ分かった気がした。

僕は31歳で、子どもがいてもおかしくない年齢だ。実際、アンジェリーナよりも大きな子どもを育てている友人が何人もいる。Y-chan と一緒にいたのは数時間だけだったが、子どもを育てることの大変さと素晴らしさを少しだけでも感じた気がした。

育児を頑張っている方々を本当に尊敬します。

Y-chan から「少しの間の父親役はどうだった?」と聞かれ、思わず真面目に答えてしまった。本当に素晴らしいことだと。

そんなことを考えた金曜の夜でした。