スーパービジョン
オックスフォードでは、学部生と修士課程の院生はチュートリアル(tutorial)という個人指導を受ける。それに対して、博士課程の院生が受ける個人指導はスーパービジョン(supervision)と呼ばれる。
僕は博士課程に在籍しているのでスーパービジョンを受けている。(ちなみに、僕はチュートリアルを受けたことは無いが、チューターとしてチュートリアルを受け持ったことはある。)
スーパービジョンの一貫として、毎学期、student report という報告書を書かなければならない。具体的には、「当該学期において、どのような成果を成し遂げたか」、「どのようなトレーニングを受けたか」、「どのようなトレーニングを必要としているか」、「何か不安や問題点はあるか」などをウェブ上で記入することになっている。
ちょうど今、今学期の student report を記入し終えた。これが僕の最後の student report になるはずだ。一年は3学期あり、僕は4年生なので、今回のも含めて student report を12回書いてきたことになる。
僕がオックスフォードに入学した時に「修士課程の1年間や、博士課程の3~4年間でさえあっという間ですよ」という話を聞いた。僕はロンドン大学で一年間の修士コースを終えたので「1年間という期間が本当に短いものだ」ということは体感していた。しかし、「3~4年というのは、ある程度長い期間だろう」と思っていた。
でも、、、3~4年の博士課程生活は決して長い期間では無いような気がしている。「あっという間」かどうかは分からないが、僕がもう最終学年の最終学期のレポートを書き終えたということに、ちょっとびっくりしている。
時間は本当に無駄にできない。限られた時間を大切に活用しなければ。
ところで、今日は街の中心部で昔のスーパーバイザーに偶然お会いした。僕がオックスフォードに来て一年目にお世話になっていた先生だ。久しぶりに会えて嬉しかった。