地下にはモダンな書庫が広がっていた
本を探しにボドリアン図書館 (Bodleian Library) に向かった。オックスフォードにある100以上の図書館の中で最古の図書館だ。
探している本は図書館の中の Gladstone Link という所にあるというのだが、そのような場所は聞いたことが無い。。。とにかく、ボドリアン図書館に向かった。ハリーポッターの撮影にも使われた図書館で、僕がオックスフォードの観光案内をする時には必ず立ち寄る場所だ。
相変わらず伝統的な建物。レセプションの方に「Gladstone Link はどこですか」と訪ねると、「ここの階段を降りて、サインにしたがって進んで下さい」と言われた。言う通りに階段を降りると、伝統的な建物の地下にいきなりモダンな通路が広がっていた。
地下にこんなものがあったとは。。。この通路を通ると、広い書庫にたどり着いた。どうやらここが Gladstone Link という場所らしい。
ここには特別なルールがあるようだ。本は基本的に貸し出し不可で、本を書棚から取ったら、そこに薄緑の紙を置いておかなければならない。この紙には、借りている本のタイトルや借りた時間などを記入する。後から本を借りに来る人のための措置だろう。
目当ての本を探しあてた。索引を頼りに読むべき箇所を探そうとしたのだが、索引が無い。。。そして目次を参照してもどこを読んで良いのか検討がつかない。仕方が無いので本を書棚に戻し、図書館を出ることに。こうなったら、本を購入してしっかり読むしかないのかな。
階段を上がると、また伝統的な雰囲気の建物へ。
外に出ると、この建物はラドクリフ・カメラ (Radcliffe Camera) であることに気づく。ラドクリフ・カメラはボドリアン図書館の一部で、最初に入った建物とは別館になっている。
つまり、最初に入ったボドリアン図書館の建物から地下通路を通って別館のラドクリフ・カメラに移動していたのだった。そして、モダンな書庫は、ラドクリフ・カメラの地下に位置しているのだった。
下の写真は、最初に入った建物の側からラドクリフ・カメラを写したもの。手前右側に見えるのがボドリアン図書館の建物(本館?)で、その奥にみえる円形の建物がラドクリフ・カメラだ。地上ではこれらの建物はつながっていないのだが、地下通路で結ばれているのだ。オックスフォードに住んで3年半くらいになるが、今日初めて知った事実だった。ちょっと衝撃。