Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

江陵:一日目

午前6時の地下鉄で江近へ向かい、そこからバスで江陵へ。午前10時くらいに着いた。

11時過ぎにP教授に会うために大学に向かう。僕が就職活動をしている時に、今の大学の募集を教えて下さった先生だ。

先生の研究室の前で学生さんらしき人を発見したので、話しかける。韓国語はできないので、日本語で。この学生さん、かなり日本語が上手だった。日本の諺が好きだそうで、正直、僕より知っている。ちなみに、この学生さんからも学部生と勘違いされた。「留学生ですか?」と聞かれたので、「先生です」と答えておいた。まあ、日々のスキンケアの成果が出ているとポジティブに捉えておきましょう。

先生が研究室に到着し、三人でお茶を飲みながら話をしてお昼ご飯に。焼き魚の美味しいお店に連れて行って頂いた。その後は研究室に戻り、別の学生さんも交えて四人で歓談。

この後は先生と僕だけになり、先生が江陵の名所を丁寧に案内して下さった。最初に訪れたのは「烏竹軒」。五万ウォン札に描かれている申師任堂の生家だ。ここには烏のように黒い竹が生えているので「烏竹軒」と呼ばれているそうだ。歴史的に貴重な建造物や郷土資料を先生が説明して下さった。

その後は僕が気になっていた「正東津」に車で向かって下さった。30分以上も運転して下さり、「正東津」へ。韓国の有名なドラマ『モレシゲ(砂時計)』のロケ地で有名な場所だ。ソウルからみて真東なので「正東津」と呼ばれているらしい。真東にある海岸の街なので、日の出が有名だそうだ。

先生の学生時代には、ソウルの夜行列車に乗って正東津に行きそこで朝日を観ることが流行っていたそうだ。他にも先生の青春時代に関するお話をたくさん聞かせて頂いた。

その後はまた車で海鮮料理のお店に連れて行って頂いた。タイやヒラメのお刺身が本当に美味しかったです。食事の後はホテルまで送って下さり、なんと明日は朝食の時間にホテルに来て下さるとのこと、、、本当に親切にして頂き、心から有り難く、そして恐縮してしまいます。

ホテルはシーズンオフなので、良いホテルを安く予約できました!一人ぼっちなのに、ロマンティックな部屋になってしまった。まあ、こういうのには慣れっこです。バリ島、サントリーニ、イビザ島など、、、最上のロマンティック空間で一人きりを楽しんできた僕ですから(笑)

さて、今日は少し寝不足なのでそろそろ寝ようと思う。論文を持って来たけれど、一文字も読まないで眠ることになりそうです (> <)