Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

新居、論文提出、そして別れの日

昨日こそは早めに寝ようと思ったのだが、今抱えている仕事が気になってしまい、結局寝たのは朝。お昼に起き、身支度を整えて Little Clarendon Street の事務局に行く。実は、僕は今月一杯で今のフラットを出て、学生寮に移り住むことになる。今日は管理人さんに鍵をもらいに行って来たのだ。

部屋に案内されると、まあ「学生寮」という感じの使用。今の素晴らしく綺麗なフラットと比べると、汚くはないけれども決して綺麗ではない。そして、僕の部屋は公園側ではなくて道路側に面していた。。。しかし結局、「学生寮に入れただけでも有り難い!」という酸っぱい葡萄を食べてその場を去った。

その後は学科に行き、書きかけの論文を印刷。去年の年末に、京都で学会発表をした際の論文だ。その時はちょうど紅葉のシーズンで、素晴らしく綺麗だったなあ。

論文では文法面でいくつか気になる所があったので、アメリカ人の知り合いの方に質問。特に、日本語には冠詞('a', 'the')が無いので、僕がいつも一番悩むのは冠詞の使い方。「冠詞を使うべきか」、「使うなら 'a' と 'the' のどちらを使うべきか」、「もし使わないなら名詞は単数系と複数形のどちらにするべきか」、、、。毎回悩みます。

論文に修正を施し、学科に再び立ち寄ってもう一度プリントアウト。最終的な校閲作業に入る。あれだけ何回もプリントアウトし、何回も見直したのに、さらに数カ所訂正すべき点を見つけてしまった。まあ、いつものことです。さらに修正を施し、先ほどようやく学会に論文を送信。

とりあえず、これで少しほっとした。だが、仕事はまだまだあるので気は抜けない。しかも、今月は研究面以外でも色々と忙しくなる。月末には引っ越しがあるし、それを祝って最後のホームパーティーも開催することにした。

このまま頑張れば、来月初旬に一段落する見込みだ。誕生日が9月6日なので、その前後数日は休暇にしたい。そのためには、今月はアドレナリンを出しながら頑張っていこうと思う。

今は深夜3時。後一時間半で、Mariana がこのフラットを去って行く。彼女と出会ったのは約一ヶ月前。以前の日記にも書いたが、Mariana は「無人のはずのフラットに若い女性いた」という出来事の登場人物である。

2012-07-19 - Oxonian’s

彼女は語学学校の英語コースに参加するために、一ヶ月程僕のフラットにいたのだ。その彼女も、後一時間半でこのフラットを去り、メキシコへと帰っていく。僕は朝まで起きている予定なので、ヒースロー空港行きのバス亭まで見送りに行こうと思っている。