研究の一環として、小説を読む
僕は普段、小説を読まない。本を読む時間と気力があったら、研究書か研究論文を読むためだ。
しかし今夜は夕食後から、赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの夢紀行』を読んでいる。純粋な読書としてではなく、研究の一環として。
僕は言語に関する研究をしているのだが、データ採集のために小説を読むことにしたのだ。小説から用例を探すというのは伝統的な手法だが、先日の琉球大学での集中講義でその手法の意義が(少しは)分かり、自分でも実践してみようと思ったのだ。
それにしても、久しぶりに小説を読んだ。もしかしたら数年振りではないだろうか。
読書はとても楽しい。もちろん、純粋に読書を楽しむだけではなく、用例に気を配り、それらをチェックしながら読まなければならないのだけれど、小説を読むという行為が研究の一部になるということに、少なくない幸福感を抱いています。
今日の夜食には、先日、静岡で買った「じゃがですよ!かつお節醤油味」を食べようと思います。美味しい予感がします :)