Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

ギリシャ五日目:ぶらりとトルコ旅

昨日はネットが不調で更新できず。ということで、今から更新します。

2013年3月27日

この日は研究発表は一切無く、朝から夕方まで cultural programme だった。この学会は1週間のうち3回も cultural programme がある。(通常の学会は1回しかない。)

どこに行ったかというと、ギリシャを抜け出してトルコまで行ってきた。学会が開催されているサモス島はトルコに隣接しているのだ。

サモス島からフェリーで2時間弱でトルコのエフェソス(Ephesus)へ到着した。そこから近場の遺跡へバスで移動し、2時間程観光。野外劇場や図書館など、紀元前の遺跡が保存されている。下の写真は「セルシウス図書館」で、世界三大図書館の一つだそうだ。

この遺跡の中盤には NIKE像(ニケ像)がある。あのスポーツ・メーカー「ナイキ」のロゴ(所謂、「スウォッシュ」)は、この女神の姿形が元になったと言われている。

また、ここには世界最古の看板(案内板)も。ハート・マークは、この先に娼婦の館があることを表しているそうだ。

遺跡はとても壮大でとても見応えがあったのだが、個人的に一番の収穫だったのは、日本からいらしていた3人の先生と知り合うことができたことだ。一緒にお昼を食べ、夜もサモス島で夜ご飯をご一緒した。僕の将来のキャリア・プランに関して、とても丁寧な助言を下さった。僕はもと研究能力と業績をつけるためにポスドクにのみ応募しようとしていたのだが、この考えはある意味「甘えた考え」だということが分かった。大学での仕事にも、可能な限り応募したいと思う。初対面の僕にこんなにも親切なコメントを下さった先生方に感謝したい。そして、お昼ご飯と夜ご飯の両方ともごちそうして下さり、ただただ恐縮してしまった。