Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

ドイツ六日目:ミュンヘンからイギリスへ戻る

昨晩はブログを更新せずに寝てしまった。ドイツ滞在最終日のことを記しておきたい。

3月12日

ドイツ最終日。10時頃までゆっくり寝て、その後はミュンヘン市内を観光することにした。前回ミュンヘンに来たときは全くギャラリーに行けなかったので、今回はギャラリーを中心に観て回ることにした。

ミュンヘンには有名なギャラリーが3つある。現代のアート作品を集めたモダン・ピナコーク、19~20世紀の絵画を集めたノイエ・ピナコーク、そして15~18世紀の絵画を集めたアルテ・ピナコーク。これらのギャラリーはそれぞれ道を挟んで建っている。

時間は限られているので行けるギャラリーは一つ。ノイエやアルテの作品は他国のギャラリーでも観られる機会があると思い、モダンに行くことにした。モダン・ピナコークはミュンヘン工科大学の学生の作品なども展示されているようだ。

ということでモダン・ピナコークに向かったのだが、、、まさかの改築中だった。

仕方が無いのでノイエ・ピナコークへ。こちらは改築中では無かったのだが、、、まさかの休刊日だった。

ということで、時代をどんどん遡ってアルテ・ピナコークへ向かった。良かった、ここはオープンしていた。二階立てのシンプルな建物に、絵画にうとい僕でも知っている画家の作品が沢山あった。さすがに全部観る時間は無いので、デューラー (Dürer) など、ドイツの作品が展示されているセクションを中心に観た。

個人的にはアダム・エルスハイマー(Adam Elsheimer)という画家が描いた夜空の作品が気に入り、ポストカードを購入した。

ギャラリーを鑑賞した後はミュンヘン空港へ向かう。出発予定時間よりも4時間近く前に着き、出発までは執筆中の論文を改訂していた。集中し過ぎて、あやうく搭乗時間を忘れそうになった。

フライトは1時間半。8時前にロンドンのヒースロー空港に到着。いつものように入国カードを書いていたが、イギリスに滞在する期間を書いている時にふとペンが止まった。今までは2年とか1年半とか書いていたけれど、ビザの期限が切れるまでもう1年を切っている。ビザを更新できない限りは、一年後の今日はもうイギリスにいないのだなあと思うと少し寂しく、また少し不安な気持ちにもなった。

ヒースローからはバスでオックスフォードへ戻る。寮に着いたのは夜10時頃。シャワーを浴びて、論文の改訂を進めて就寝した。

これで、ドイツでの学会+観光を無事に終えることができた。お世話になった学会の方々やスポンサーの方々に心からお礼を言いたいです。

さて、日曜にはアイスランドに出発する。それまでに今改訂中の論文を完成させ、別の論文のドラフトも仕上げたい。