Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

講義の準備

来週から、いよいよロンドン大学での僕の講義が始まります。年末から講義のハンドアウト作りを進めていますが、第3講目のハンドアウトの作成に予想より遥かに時間がかかっています。

この第3講目では日本語の「あげる」や「くれる」などの動詞に関して論じます。講義の準備を進めていくうちに僕自身で疑問が湧いてきたので、自分でも研究対象として調査したいと思いました。この調査結果については、ハンドアウトの最後で触れたいと思います。これぞ、まさに research-led teaching ですね。まあ、そんな偉そうなものではないですが。

「あげる」や「くれる」について考えていたら、いつもこの日記にコメントを下さっている Tさんの博士論文に辿り着きました。Tさんのご教示もあって、ウェブを通して PDFファイルを手に入れることができました。

Tさんが留学中に心血を注いで練り上げた博士論文。僕の研究関心からその論文に辿り着き、それを読ませて頂くことになるとは、、、なんとも感慨深いです。

できれば今夜読みたかったのですが、他の先行研究がまだまとめ切れておらず、読むのは明日(か場合によっては明後日)になりそうです。でも、楽しみだな〜。