Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

オックスフォード観光

以前の日記で書いたが、昨年の11月にバリ島で学会発表を行った。

バリ島2日目 - Oxonian’s

本日は、その学会で知り合った先生に再会した。その先生は日本の大学に勤務されているのであるが、研修でロンドンにいらっしゃっているのだ。

お昼前にオックスフォードでお会いし、観光の定番コースへとご案内。まずはコーンマーケット・ストリートを通ってオックスフォードで一番古い建物である教会を案内し、そのままストリートを突き進んでアリスショップでショッピング。その後は向かいのクライスト・チャーチ・カレッジを観光して、マートン・カレッジに向かう。

ここまでは通常の観光コースなのだが、ここで特別な行事に遭遇する。マートン・カレッジの前の道には Examination School という建物の出口が面している。この Examination School とは、文字通り、学生が試験を受ける場所なのだ。オッスフォードの試験はなかなかハードなので、学生は数ヶ月前から一日何時間も勉強する。マックスの時は一日12時間以上も勉強するそうだ。

試験が終わる頃になると、Examination School の出口のところには人だかりができてくる。そこにいるのは、試験を受けている学生の友人たち。彼らは、試験を終えて出てくる友人を祝福するために、そこで待っているのだ。

いざ試験を終えた学生が出てくると、クラッカーなどで盛大に祝福する。昔はシャンパンなどをかける風習があったようなのだが、数年前にそれは禁止になったと聞いた。

今日は幸運にもそのシーンに遭遇することができた。僕はオックスフォードに3年半住んでいるが、このシーンを目撃したのは二回目だった。学生さんたちは晴れやかな顔をしていた。

その後は先生方とハイ・ストリート沿いのレストランでランチをして、また定番の観光ルートを進む。大学教会、ボドリアン図書館、ため息の橋、シェルドニアンを観て、最後はカレッジ・ショップで買い物をして〆。ただ時間が少し余ったので、カレッジ・ショップの向かいにあるトリニティー・カレッジにも入った。

駅までお見送りし、時間は4時過ぎ。僕はひとまず部屋にもどり、先日のドイツの学会のレポートを書いたり、ミーティングの準備をした。そして6時45分からミーティング。今回のミーティングは悪くなかった。少し安心。ただ、気は抜けない。

その後は帰り道でケバブを買って家で夕食とする。アメトークの『スネ夫にくめない芸人』の続きを観ながら。番組中で「スーパーコアラッコ」が出てきて懐かしむ。スネ夫が「このビデオ3人用なんだ」などと言って、「数」を利用してのびたをからかうシーンが個人的に好きなのだが、そのシーンがやはりフィーチャーされていた(笑)

夕食の後は執筆中の論文の最終作業に戻る。もう一度最初から論文を読み直し、表現やタイポなどを数カ所修正し、ようやく学会に送った。この論文はとあるジャーナルから秋頃に出版されるはずだ。

さて、一段落をしたけれども、今夜はまだ眠れない。これから昨日の続きの論文を読み、それをまとめなければならない。今日中に完成させて、明日じっくりとそれを推敲して完成させたい。そして、明日の夜にはアイスランド行きのパッキングを始め、その数時間後にはヒースロー空港へとバスで向かうことになる。

ところで今日、日本の友人からメールをもらった。彼女は大学院進学を考えていて、2つの大学院から合格をもらっていた。どちらに行くか迷っているようで相談に載っていたのだが、ようやく昨日、決断したようだ。4月から彼女は大学院生になる。辛いこともあるとは思うけれど、同じ院生としてお互い頑張っていきたい。

なんかバーっと書いてたらいつもより長文のブログになってしまった。さて、論文に取りかかろう。