Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

東京での三日間

11月15日
14日にバリ島より帰国し、翌日の午前10時過ぎには田町にいた。二時限目より、大学院教育学専攻の講義で話をさせてもらった。トピックはイギリスの高等教育について。日本の大学システムとイギリスの大学システムを比べ、さらにイギリスの大学システム一般とオックスフォード大学のシステムを比べた。学術的に話をしたわけではなく、体験談を基にして話をするという感じだった。

お昼を先生にごちそうしてもらい、午後は僕の研究発表。先生のゼミで、僕が最近行っている研究に関して2時間近く話しをさせてもらった。思ったよりも評価は良かった。ただ、言うまでもなく、改善しなければならない点は多々ある。

この日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。夕方から、研究所の会議室でボジョレー会が始まった。和やかな雰囲気の中、とても美味しくお酒を頂くことができました。唯一残念だったのは、会話やお酒に夢中になりすぎて、写真を一枚も取っていなかったということ...

11月16日
この日は銀座にいた。カフェで勉強していると、夕方過ぎに千明ちゃんより電話。千明ちゃんの声を聞いたのは7年ぶりくらいじゃないだろうか。彼女は僕が大学時代にとても仲の良かった友人の一人だ。今回の僕の帰国にあわせて再会する約束をしていた。

銀座のヴェローチェで再会。うわー、変わってない!いや、ちょっと大人の女性になっているな〜。二人で銀座を歩き、鳥料理がメインの居酒屋に入る。

懐かしいな〜。大学生時代を思い出すな〜。楽しいな〜。そんな感情に包まれながら、あっという間に数時間が過ぎてしまった。ごちそうしてくれた千明ちゃん、どうもありがとう:) いつか出世払いで恩返しさせて下さいな。

11月17日
この日は、再び慶應に向かう。図書館で研究資料のコピーを取りまくる。夕方、今度は青山学院に向かった。夕方5時半。大学時代の恩師の研究室のドアをノックすると、T先生と大井川君が出迎えてくれた。学部時代、T先生にはフランス語やその関連分野に関してご指導頂いた。大井川君は僕の一学年後輩。在学中はあまり話したことは無かったが、今は博士課程の院生として頑張っていると聞き、同じ院生として親近感を覚える。

その後、程なくして優子ちゃんが研究室に来る。彼女も、僕が在学時代に最も仲の良かった友人の一人だ。彼女と会うのも7年ぶりくらい。いや〜、変わってない(笑)なんか、10代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えた。それにしても、久しぶりに会えて嬉しかった!

4人で青山のレストランへ。フランスの料理を中心とした、カジュアルでお洒落なお店。T先生に連れていって頂いた。青学の頃の話や、大学院の話や、最近の近況やら、色々な話題に花が咲く。

しかし、何と行ってもフランスやフランス語の話題が多かった気がする。あの場にいた4人のうち、僕だけがフランス語から遠ざかってしまっている。もう一度フランス語をしっかりと勉強したいなあと思った。嬉しいことに、先生が最近翻訳されたフランス語の辞書を頂いたので、これを機会にもう一度頑張ってみたいと思う。レストランでは、かなりの額だったのだが、T先生にごちそうになってしまった。このご恩は、いつか学恩として恩返ししたい。