Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

下北沢楽しー!

何て言うか、平凡な一日を過ごした。郵便局に振込みに行ったり、ドラッグストアに買い物に行ったり、、、等。

そういえば、昨日東京から帰ってきたのだが、実家に戻る途中に下北沢に寄ってみた。なかなか良かったので、その時のことを書いてみたい。

下北沢は、大学生の頃に良く行っていた街の一つ。最後に行ったのは22歳くらいの時かな。もう8年くらい前になる。さすがに8年もの時間が経つと、道を忘れるね。色々行きたいお店があったけど、唯一道を覚えていたのが The Village Vanguard という雑貨屋さん。

このお店以外には全く道を覚えておらず、当てもなく街を歩いてみることにした。ただ、歩くうちに段々と思い出してきた。南口前のマック、その脇の通りにある中華料理屋と松屋、その先にある餃子の王将と古着屋のChicago、そしてちょっと道をずれるとイロハ堂、、、。北口には、Zoff も見つけた。Zoff は、僕が18歳で初めて下北沢に来た時にサングラスを買ったお店だ。

昔懐かしの Ragtag も偶然に発見。紫のジャケットを衝動買い。イギリスに持って行って着ようっと。さらに、偶然見つけた stick out という古着屋さんに立ち寄る。このお店、古着や小物などが基本的に一律735円(税込み)らしい。ベルベットのジャケットを探していたのだが、良いのが無かった。代わりに、735円でコーデュロイのジャケットをゲット。

久しぶりの下北沢、すごく楽しかったし、その一方でちょっとセンチメンタルにもなってしまった。街並はあまり変わらないし、昔行っていたお店も(全てではないが)結構残っている。

ただ、下北沢が持つ、何て言うんだろう、、、「混沌とした雑多感」みたいなものは少し薄れていたかなあと思う。良く言えば、街が洗練されて綺麗になった感じもするのだ。ただね、僕としては、昔の雑多な雰囲気が好きだったな。

この変化を一番感じたのは、上記の The Village Vanguard に行った時。The Village Vanguard は都内にいくつか店舗があるが、下北沢店だけは別格だと思っていた。他の店舗では、特にデパートの中に入っているような店舗では、売られている商品も、ディスプレイの仕方も、どことなく品がある。しかし、僕の記憶では、下北沢店では、きわどい商品が、きわどい陳列で、きわどい紹介文と共に並べられていた。でも、この「きわどさ」が少し薄れたかなあという印象を受けた。

でも、総じて、とても楽しい一時を過ごせた。久しぶりに訪れる街って、どうしてこんなに楽しいんだろう。次に日本に帰って来た時には、他の思い出の街にも行ってみたい!