Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

体中が震えた。 ー Ash, そして Coldplay ー

何て言うか、本当に体中が震えた。僕が高校の時から大好きなバンド、Ash を初めて観られたのだから。そして、Coldplay も。

今夜は、アーセナル(Arsenal)のスタジアムで野外コンサートが開催されたのだ。友人たちは大トリの Coldplay から来る予定だが、僕は Ash を観るために一足先に会場へ。



スタジアムに入ると、既に一曲目が始まっていた。アルバム『1977』に収録されている "Girl from Mars" だ。



もう、感動でしたよ。だって僕がいつも i-pod で聴いている歌声とメロディーが、僕の眼前で繰り広げられているのだから。彼らが "Shining Light" を演奏した時は、場内が光り輝いている気がした。いや、照明のせいとかではなくて、本当に光り輝いていた。

高校の時にアルバム『Nu-clear Sounds』を聴いてから、僕は Ash のファンになった。大学時代には、MDで、彼らの曲を聴きまくった。今回、初めて彼らを生で観れたのだ。ただ、Ash が出演したのは 30 分だけ。アンコールも無しだった。次回は、彼らの単独ライブに行かなければならないな。

Ash に聴き入った後は、ジュン、タケ、めぐみちゃんと合流して、ビールで乾杯。今回のチケットは、タケが取ってくれたのだ。どうもありがとう! 多少の歓談の後、僕とジュンはピッチに戻る。Coldplay のライブが始まるまでまだ1時間近くあるのに、もう場内は満員。

9時になり、Coldplay 登場。花火が上がり、紙吹雪が舞い、レーザーが飛び交う。ああ、Coldplay がステージで演奏しているんだな。なんかしみじみしてしまう。



途中、ジュンの様子がおかしい。どうやら、ビールを飲み過ぎてトイレに行きたいとのこと。そう言われると僕も行きたくなってしまう。ビール飲み過ぎたー。ライブの中盤にも関わらず二人でトイレに移動。途中、名曲 "Yellow" が始まる。なんでこんな時に!! 僕はトイレを我慢して聴き入る。照明担当の方、にくいね。ちゃんとライトが Yellow だよ。



その後トイレに行ったのだが、場内満員でピッチにはもう戻れない。スタンド席で聴くことに。段になっているので、こっちの方が遥かに観易かった。

そして、、、そして、ついにあの曲が始まる。"Viva la Vida" だ。



僕はもうミーハーと言われようと何と言われようと、この曲が一番好きだ。歌詞もメロディーも編曲も全てが好き。何百回となく聴いてきた。皆が一体となって大合唱となる。"Roman Cavalry choirs" 顔負けだーーー!

途中、何回も涙ぐんでしまった。泣いてたかもな。興奮に包まれながら、曲が終わりへと近づいていく。ああ、終わらないで欲しい。

最後にボーカルの Chris Martin が中央ステージに倒れこみ、"Put your hands in the air!" と叫ぶ。皆が手を空に掲げる。すると、、、



リストバンドが一斉に光り出す。震えてしまうよ、また。

最高の夜だった。フィナーレの後、僕は友人たちと合流して一緒に駅まで向かう。歩きながら、そういえば Coldplay のメンバー4人のうち3人はロンドン大学(UCL)出身なんだなあと思い返す。僕も UCL 出身なので、彼らは先輩にあたる。彼らと同じキャンパスに通っていたなんて、想像できないな。素敵な金曜の夜をありがとうございました、先輩方。