Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

博論審査、学会、成績入力

一昨日、つまり金曜に博論審査があった。
僕は2013年に博論審査を受けたが、今回は僕が審査をする方。
初めての経験だった。

僕の勤務する大学では、博論審査は二回行われる。
まず、一次審査でコメントを指摘し、
二次審査ではコメントがきちんと反映されているかを確認する。
一昨日は二次審査だったが、一次審査の時よりも
論文の質が向上しているのを感じた。
もちろん、問題点や課題は残るものの、無事に審査が終了した。

審査の後は、院生さんが退室し、先生だけで審議。
その後で院生さんを部屋に呼び、合否を告げる。
主査の先生から無事に合格したことを伝えると、
院生さんの目から涙がこぼれていた。
なんだか、僕自身の博論審査を思い出し、感慨深かった。
(僕は自分の審査の時には泣かなかったけれども。)

そして、昨日、つまり土曜には学会があった。
今回、久しぶりに韓国の国内学会で発表した。
発表に対するコメントを頂いたので、それを早速反映。

ところで、学会の書籍販売コーナーを見ていたら、
他の先生方と一緒に作成した日本語の教科書が売られていた。
5人の先生で作成し、僕は第五著者なのだけれども、
僕が初めて出版した本だったので、記念となった。

ただ、僕の学問的専門は日本語教育とは少し違うので、
僕の専門分野でもいつか本を出したい。
そのためにも、日々の研究を頑張ろうと思う。

さて、そして今日はカフェで仕事をしている。
家から車で10分ちょっとのところに、なかなか良いカフェがある。
開放的で、かかっている音楽のセンスも良い。

「仕事」とは成績入力だ。
先週で期末試験が終わり、2学期も実質的に終了した。
これから帰宅するが、帰ったら執筆中の論文に戻りたい。