モロッコ旅行記ファイナル(3月28-29日:フェズ、ロンドン)
3月28日
モロッコの古都、フェズ。午前中は「世界最大の迷路」と呼ばれるメディナ(旧市街)をうろつく。迷いながら、ぶらぶらと歩くのが楽しい。
フェズの建物は、そのきめ細かさに思わず息を呑む。
お昼はタジン鍋。もう食べ納めです。
午後はフェズ陶器の工房を訪ねた。熟練の職人さんたちが、黙々と作業をこなしている。
工房は郊外にあり、街の中心部へはタクシーで戻った。その途中で撮った一枚。街が複雑に入り組んでいる様が分かる。
フェズの陶器は「フェズ・ブルー」と呼ばれる淡い青が特徴。「キタノ・ブルー」とならんで、僕の大好きな色となりました。ただ今回は気に入った陶器に巡り会えず、購入には到りませんでした。次に訪れる時を楽しみにしたいと思います。
3月29日
フェズは、今回訪れたモロッコの都市の中で僕のテイストに一番合っている街だと思う。僕が泊まったホテルは、そんなフェズらしさが満載の内装でした。
この日でフェズとも、いやモロッコともお別れ。12日間にも及ぶ長旅も終幕を迎えるのだ。
最終日の午前中はハマム(モロッコ式スチームバス)に行き、その後はゆったりとパッキング。お昼過ぎにホテルを後にして、夕方の便でロンドンに戻りました。入管が混んでいたけれど、問題無く帰路につけました。
今回の旅行ほど、刺激的で非日常的な旅はありませんでした。この日記を書いている今、モロッコから帰ってきて一ヶ月半くらい経ちます。記憶を整理しながら日記を書いているとあの時の感動が蘇ってきました。思い出を文章で書き留めることは、時にはとても大切なことなんだなあ。
そんなモロッコ旅行記も今日でおしまいです。一緒に旅をしてくれた友人たち、旅先でお世話になった方々、そしてこの日記を読んで下さった方々、どうもありがとうございました。